千葉県北西部一帯で野馬を放牧していた小金牧では数回にわたり将軍の「御鹿狩(おししがり)」と呼ばれる大規模な行事が行われました。農地を荒らす害獣の捕獲と武芸訓練を兼ねた行事です。史実は松戸市のサイトをご覧ください。
この行事のため将軍一行は丑の刻(午前2時頃)に江戸を出発、水戸街道を下り松戸宿では松龍寺で休憩、別記の「鮮魚街道」に準じた経路で小金牧(中野牧)の御立場に辰の刻(午前8時頃)に到着、未の刻(午後2時頃)まで狩を行い、戌の刻(午後8時頃)には帰城したという記録があります。
当時の人々の健脚ぶりには驚かされます。